都会の熱帯夜は眠れない。(開発工学部の近所は楽勝!)


コンクリートの多い都会と、土が露出している郊外。 夏の昼間はどちらも等しく暑い。ところが夜になると郊外は涼しいのに、都会は依然暑く寝苦しい。これはなぜ?

コンクリートの比熱は土の比熱よりも大きい。 昼の間同じ温度まで上昇したとすると、コンクリートは土よりも、より大きな熱エネルギーを吸収している。 夜になって気温が下がると、昼間貯えられた熱エネルギーが放出される。 この時、コンクリートにはより大きな熱エネルギーの蓄えがあるので、気温が上昇する。都会でも郊外でも空気の比熱には差がないと考えている。

夜は都会の方が気温が高いので、都会から熱の放散がある。都会の暖められた空気は上昇し、都会の地域は低気圧になる。すると、田舎の冷えた空気が循環して都会に流れ込んでくるだろう。  

比熱が低い => 熱しやすく冷めやすい? 比熱が高い => 熱しにくく冷めやすい? 結果としては確かにそうだ。しかしこれは現象だけを捉えているに過ぎない。 もっと中身で理解しよう。 比熱が高いものは、低いものと比べて、同じ温度に達するまでにより多くの熱エネルギーを貯える。単位時間当たりの熱の供給量が同じなら、大きな熱容量を満たすのには時間がかかる。だから一見「熱しにくい」。でも、その間により多くの熱エネルギーが貯えられたのだ。 だから、反対に冷めていくときにも、貯えた大量の熱エネルギーを放出するのには時間がかかるのだ。それが「冷めにくい」と感じられる。


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