感性デザイン 「形の科学」  2008春  (授業予定は基本的に講師がその時々に興味を持ったものに依存します) 

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形の科学

形はあらゆるところに登場します。形は、自然科学、技術、造形芸術などの領域 を越えた対話を可能にする共通の言葉です。形はものを認識したり考えたりするときの基盤になっているのではないでしょうか.日本語の「形」には、「形になる」という表現からもわかるように、ある種の完全性やまとまりが発生するという意味合いが含まれます。それは均衡や対称性のときもあります。ま た、一見無秩序な、あるいは複雑な現象のなかに、ある種の「形」が認識されるこ ともあります。前者を極端にすすめると(1)理想の形,プラトン的な形,あるいは思考の中に存在する形にいきつくでしょう.一方後者は,相互作用する要素が互いに関係しあって,自然にうまれてくる(2)自己組織化の作用によって現れる形にいきつくと思われます.将来,かたちの機能を考えていくときにも,この2つの方向をはっきり認識しておくことが役に立つと思います.
感性工学

21世紀を生きる私たちにとっての科学技術の大きな課題の一つは多様性と共生ということです.一人ひとりが多様な特性を持ち,互いに勝手にではなく関係を持ちながら共生していきます.人は,他の人達つまり人的環境,そして自然環境,情報環境と関係し,相互作用しながら生きていきます.これを支援するために,個別化の技術,関係性形成を支援する技術,自然なインタラクションのための環境構築の技術がこれからの発展課題です.このような,多様な個の共生的関係性形成を支援したり促進するために,かたちの機能や性質が生かせないでしょうか.

この授業どうなる? Peter Morville著『アンビエント・ファインダビリティ』を読みます!

参考書

Web

渡辺弘美著『ウェブを変える10の破壊的トレンド』ソフトバンククリエイティブ(2007).

知覚とかたち

0.トム・スタッフォード、マット・ウェッブ著,夏目訳『Mind Hacks−実験で知る脳と心のシステム』オライリージャパン(2005).
1.ドナルド・D・ホフマン著,原・望月訳『視覚の文法−脳が物を見る法則』紀伊国屋書店(2003).
2. ロバート・L・ソルソ著,鈴木・小林訳『脳は絵をどのように理解するか−絵画の認知科学』新曜社(1997).
3.岩田誠著『見る脳・描く脳―絵画のニューロサイエンス』東京大学出版会(1997).
4. インゴ・レンチュラー他編著,野口他訳『美を脳から考える−芸術への生物学的探検』新曜社(2000).
5. セミール・ゼキ著,河内十郎訳『脳は美をいかに感じるか−ピカソやモネが見た世界』日本経済新聞社(2002).
6. 仲谷洋平,藤本浩一著『美と造形の心理学』北大路書店(1993).
7. 小林重順著『造形構成の心理』ダヴィッド社(2002).

図像,文字,アイコン

8.出原栄一,吉田武夫,渥美浩章著『図の体系−図的思考とその表現』日科技連出版社(1986).
9. ルネ・ユイグ著,西野嘉章訳『かたちと力』潮出版(1988).
10. 粟津潔編著『文字始源−造形文字遊行』東京書籍(2000).
11. 白川静著『漢字百話』(中公文庫)中央公論新社(2002).
12. Jay Kappraff ””Connections -The Geometric Bridge Between Art and Science” World Scientific (2001).

ネットワーク

13. スティーヴン・ストロガッツ著,蔵本監修,長尾訳『SYNC−なぜ自然はシンクロしたがるのか』早川書房(2005).
14. 増田直紀,今野紀雄著『複雑ネットワークの科学』産業図書(2005).

15. 柳宗悦著『南無阿弥陀仏』岩波書店(1986).
16. 白洲正子著『お能』駸々堂(1974).
17. 白洲正子著『老木の花−友枝喜久夫の能』求龍堂(1988).

かたちの事典

18. 高木隆司編集代表『かたちの事典』丸善(2003).
19. 形の科学会編『形の科学百科事典』朝倉書店(2004).

links

D. D. Hoffman, Visual Intelligence

形の科学会

かたちの科学

NPO法人 科学芸術学際研究所

使いやすさ研究所

Moock.org

ヒューマンメディア工学研究室(中央大学理工学部)

CHAOSMOS 造形作家冨岡雅寛さんのサイト.カオスモスは,見る人が手を触れ,操作することによって引き起こされるカオスとの対話を可能にする装置作品群です.

 
Date 内容 Date 内容
08/4/15

遺失物取扱所

08/6/17

錯綜する世界

08/4/22

遺失物取扱所,経路探索小史

08/6/24 プッシュとプル
08/5/13

経路探索小史

08/7/1

プッシュとプル

08/5/20 情報とのインタラクション

08/7/8

ソシオセマンティックウェブ

08/5/27 休講 08/7/15

ソシオセマンティックウェブ

08/6/3 情報とのインタラクション 08/7/22 啓示による意思決定
08/6/10

錯綜する世界

  定期試験
 
成績評価
  1. 授業時のプリント解答の内容を評価します。
  2. 定期試験を行います。
  3. 以上の総計により成績評価します。